ナンパにおいて【出来て当たり前】の要素なんか何一つ無い。

ナンパなんか誰でも出来る。

そんな触れ込みを目にした事はないだろうか。

・あんなもの出来て当然。

・ただ声をかけるだけ。

このような、さも出来なければザコみたいな言い草を目にする事はないだろうか。

誰でも簡単に出来る、出来なければ落ちこぼれって感じの触れ込みをさ。

ただ筆者は決してそうは思わない。

ナンパにおいて誰でも出来る要素なんてものは一切存在しないと思っている。

声をかるだけですら困難

まず誰でも出来ない要素その一、声かけ。

確かに声をかけるだけですね、行動としては一言声を発するだけに過ぎない。

そんな単調な行動なら口が動けば何とかなる。みたいな触れ込みも少なくはありませんね。

ただそれはあくまで自身が取る行動のみの話です。

確かにやることだけを考えるとその一つのみだが、それを行うにあたり様々な葛藤をすることでしょう。

そんなもの根性でやれ！と短絡的に片付ける人も居ますが、そんな単純な話ではない。

極端な言い換えだが、もしこれをゴキを素手で握り潰す事に置き換えて考えたらどうだろうか。

行う行動としては握るだけだ。だがはたしてその単調な行動を行うにあたって根性のみでどうこうなるだろうか。

そのようなおぞましい行動を行った日には多大なる精神ダメージを背負うのではないでしょうか。

そして、それはナンパも同じ事です。単調な行動ながらも甚大なる精神負担を背負う、なので誰にでも出来るなどという道理は無いと言える。

ナンパで躊躇する一番の理由、それは人から嫌悪されることに対する恐怖ではないだろうか。

もし断わられたら、辛い言葉を投げかけられたら、恥ずかしい思いをしたらどうしよう。そのようなネガティブな思考となるからこそ声をかけられない。多分それがナンパでの声かけが出来ない一番の要因ではないかと思う。

極端な話、絶対に断わられない、あるいは声をかけた人の思考を自分の思うままに出来るとしたら大半の人が女性に対して躊躇せずに声をかけられる事でしょう。

ただ、その様なファンタジーは現実にはあり得ません。どんなイケメンでも時にはゴミの様に扱われます。

だから恐怖し、女性に声をかけられない。

そしてそれは恥ずべきことではなく、ごく普通の事です。人間なんだから嫌われたくないと思って当然。人は大なり小なり人からは好かれたいものです。

良い様に言われるか悪い様に言われるか、どっちが嬉しいかで言えば当然前者です。※一部のHENTAIは除く。

悪いように言われる確率が圧倒的に高いのがナンパですので躊躇するのが当たり前です。

危険回避行動としてはごく真っ当なものです、君子危うきに寄らずと言う言葉の通りです。

女性とすんなり会話するのって案外難しいよ。

普段女性と日常的に会話している人には分からん事かもしれんが、日頃男社会に居る人間にとって若い女性との会話ってのは凄まじく緊張するものです。

これの気持ちが分からないリア充の人は何ヶ月か禁欲してみてくれ。もちろんその間一切女性と話さない、及び関わらない。

そしてそのたまりに溜まった状態で女性と話してみてほしい。多分すっげぇモンモンとすると思う。

男のみの社会に生きる民が女性と会話するってのはそれくらい緊張するんですよ。そんな状態でナンパして会話するなんて本当に大変な作業です。

そんな極限状態での会話なんて誰でもこなせるもんじゃありません。出来ないほうが普通です。

ホテルに誘うのってキツいよ。

不慣れな人ほど緊張してしまいます。

会話だけでも緊張してしまうのにホテル誘うなんてとんでもない事です。

そしてそれとは対極に断わられまくった人ほど心に傷を負います。

断わられる際に冷たくされてトラウマになってホテルに誘えなくなります。これまでの関係を維持したいと思ってしまい守りの姿勢に入ってしまいます。

不慣れでも慣れすぎてても辛い事には変わりません。

つか女って何でホテル誘われて気が向かなかったらいちいち嫌な顔するんだろ。じゃあ自分が行きたいタイミングで誘えっての。男はいつでもいいんだからさマジで。

まとめ

個人差はあるがビビって当然、出来なくても当たり前。

サラっと難なくナンパ出来る方がおかしいです、尋常じゃないよ。ありゃ言ってみれば天才肌ってやつ。

これ読んでくれた出来ない派の人はどうか安心して欲しい、あなたはごく普通の人だから。

あと余談だがオレは誰でも出来るって言葉が大嫌いだ。

本当の意味で誰でも出来るなんてものはこの世に無いと思っているし、何かが出来ない事に対し葛藤や奮闘をする人間を見下している感じでムカっ腹が立つ。

ナンパが出来なくて葛藤している人はそんな言葉を投げかけられた際にはどうか聞き流して欲しいと思う。

ナンパにおいて【出来て当たり前】の要素なんか何一つ無い。