ギャルゲはフルプライスよりもロープライスの方がいいと思えてきた。
以前はフルプライスのギャルゲ方が断然いいと思っていた筆者ですが、最近ではフルプライスよりもロープライスの方が何かと優れているように感じてきました。
意外にもロープライスの方が何かと利点があって良いんじゃないかと思えてきた次第であります。
ちょっと両者の特徴を比較してみました。
ボリュームの差について。
フルプライスの方がシナリオが長く、CGやシーンなどが多い傾向にあります。
値段の差でしょうかね。
ただしこれがメリットとなるかは微妙な所です。
シナリオ面について。
ゲームによって差はあるものの、基本的にフルプライスの方が長い傾向にあります。
値段が高い分内容が盛り込まれていると言った感じですかね。
ただシナリオが長いことが必ずしもメリットとなるかと言えば、その様な事はありません。
あまりにも長いと途中でダラけてしまったり、マンネリ化してしまったり、早く終わってくれって感情が湧いてしまったり。むしろ長すぎるシナリオってマイナス要素じゃないかとすら思える。こちとらさっさと終わらせてレビュー書きてぇし。
特にラスト数分に全精力を注ぎ込んだような造りのお話に関して言えば、そこに至るまでのテキストはほぼ全部蛇足となってしまっているとも考えられる。
伏線を仕込んで回収するにしても、その伏線を張るのに何十時間も必要だとは思えません。
数時間程度あれば十分に回収可能ですし、何よりユーザー側が仕込まれた伏線の内容が頭から抜けてしまう恐れもあります。
泣きなどを重視したシナリオゲーに関しても短い尺で済ませた方が効果的だったりします。
長すぎるからといって感情移入すると言う訳でもなし、むしろいつまでやってんだって感情になってしまいゲームやキャラに対する愛着が薄れる事の方が多いかもしれない。
それゆえに短いシナリオで簡潔にまとめられるロープライスゲームの方が泣かせるシナリオとの相性が良かったりする。
総じて考えると案外短い方が心にぐっとくる。
それが衝撃を与えるものにしろ、泣かせるものにしろ。
ただ、ギャグテキストを中心としたバカゲーなどに関して言えば長編の方がいいかと個人的には思います。
あの場合だと長くても楽しめるし、日常シーンが蛇足とも感じません。そして質の高い笑いを見せてくれるのであれば、長時間プレイ出来るほうがお得感があっていいかと思います。
CGやシーンについて。
これに関して言えば、フルプライスもロープライスもさほど差は無いんじゃないかと思う。
それこそゲーム次第なので明確な違いはほぼ無いと言えます。
もし値段を伏せられて格付けみたいな感じで比較したら多分大抵の人は見分け付かないんじゃないかな。
あとグラフィックも大差ありません。それこそ絵師さん次第です。
フルプライスにもいい所はある。
ここまでだとフルプライスの方を一方的にフルボッコした感じの物言いになってしまいましたが、フルにはフルのいい所があります。
オマケが充実してらぁ。
予約さえしてしまえばB2のタペストリーが当たり前の様について来る(ちょっとだけ値段上がるけど)という豪華サービス。
特に太っ腹な所なんて抱き枕さえ付いて来ます。
この辺のサービスはフルプライスならではのものです。
売却後を考えると割と安い。
オマケも含め、全て売却してしまえば案外手元に残るお金はロープライスゲームを買って売った後とそんなに大差ありません。
買値は高いものの、実質的にはそれほど散財していないと考えられます。しかもフルプライスの方がカード払いの場合地味にポイント入りますし。
ただし、ネット認証やらで売れないと一万円くらい失うので注意が必要です。その上ハズレだったらもう最悪ですよ。
まとめ
結局好みによりますが、ロープライスだからといって質が悪いなどと言う事はありません。
かつてオレは
安い分粗末なんだろ?
という偏見を抱いていましたが、その様な事はありません。むしろ素晴らしいものも沢山あります。
ロープライスゲームに対し、かつてのオレと同じ様な見方をされている人は一度手にとって見ることを強くオススメしたい。
筆者オススメのロープライスゲーのレビュー。
買って後悔したフルプライスゲー。