【リドルジョーカー】感想、ネタバレあり。

リドルジョーカーのコンプ後の感想となります。ネタバレを含む内容ですのでご注意ください。

ネタバレ無しのレビューはコチラ。

また、未プレイの人が読んでもチンプンカンプンかもしれません。というか未プレイの人を対象に記載しているわけではないので悪しからず。

ルート別感想。

念のためちょっと下にズラしておきますよ。

↓

七海ルート。

こういう「昔から好きでした系」のお話って何かあんま好きになれない。なんかこう言うのを見せられると他のヒロインを攻略したらそのヒロインが報われない気がしてね。他ルートでのそこらへんの遺恨はどうなるんだよと。

まぁ、他のシナリオではケロっとしたもんなんだろうけどね。こういうのってパラレルワールド的なもんで見ればいいのかしらね？それともそこに突っ込むのは野暮なのだろうか。

あとどうでもいいが、サービスシーンの３つめの主人公のプリケツには若干笑っちまったw

千咲ルート。

一人クリア後に可能となるサブ枠的な扱い。サノバウィッチにもこういう一人クリア後のアンロック枠があったのだが、この仕様になにか意味はあるのだろうか？

双方言える事だが、特にロックしてある意義が感じられない。

被害者が叫んでいたシーンにやや疑問を感じる。

実際に被害に逢う人ってあんな盛大に叫ぶかね？本当にパニックに陥った人ってあんな盛大に大声出ないと思うのだが。

痴漢をとっ捕まえる件に関しての女二人はどう考えても足手まとい。こういう分不相応ながらも積極的に手伝ってくる奴は割と厄介だったりする。邪魔なんだけど無下には扱えないみたいな。

ペットボトルのお茶の「やーいお茶」って表記は地味に笑っちまった。

羽月ルート。

注意したDQNに返り討ちに逢うくだりではどーせ主人公が現れるだろうなと思ってたらやはり現れて助ける事に。

うん。でしょうね、って感じ。来るのわかってました。

あと交際スタートまでの下りも如何なもんかと思う。親父に許されてアッサリと交際決定ってのはちょっとね。

自分の事情がいい方向に流れたから「よし付き合おう」ってのはどうよ？

まぁ自分の意思を押し留めて任務を優先してるのだろうが、もう少し自分の仕事と羽月を天秤にかけて葛藤したり、親父に反発したりする様な自分の意思ってのを見てせくれてもいいんじゃないだろうかと思う。

この一連の主人公に関してはパパの言いなりになる薄っぺらい指示待ちイエスマンの様だと言う印象を受けた。

水道管破裂の犯人はまぁ水使いに疑惑をかける別能力だろうと予測してたら的中した感じですな。というかそれ以外考えられないので意外性は皆無だった。

式部まゆ

上記２ルートと比較すると本腰中心に話を進めてくれたおかげか幾分サクサク読める印象。

ただ最後の茉優と琴里の邂逅のシーンだが、二人が同時に喋るせいで「ぐひゅん！」としか聞こえない。

暁の終盤の台詞は中々の男っぷりである。

「力いっぱい愛し合ってくれた女性を、終わったからって帰らせるもんか」

「身体、拭いて…朝まで抱きしめて、離すもんか……」

あらやだ素敵。こんな事を言える男はそうは居まい。

大抵の男は事後には女にどっか行ってくれ的なテンションになるからなぁ。

あやせ

胸パッドを詰めたヒロインってのは中々斬新、今までに見たことないタイプだ。~~嬉しくないけどね。~~

公式のキャラ紹介の欄にパッドと書いてあるので何ら問題は無いんだが、ジャケ買いしたりしてキャラ紹介とか見ずにプレイした人って度肝抜かれるんじゃないだろうか。

あと、もし公式のページにパッドだと明記せずにゲーム進めて行く内に「実はパッドでした」ってなったらどうなるんだろう？やっぱ叩かれるのだろうか。

序盤はどこか蛇足に感じるシーンもチラホラ。なんか一言二言で事足りる様なやり取りを何回もやって薄く引き伸ばして尺を稼いでいる感じが否めないものの、本腰に入ってからの展開はダラける事なくトントン拍子に進んでくれた。

至るところで散りばめられたさり気ない伏線を一気に回収したり、ひっくり返し系もあり上々の面白さである。

多分このルートを基盤に作った作品なのだろうか、明らかに他ルートと完成度が違う。

また、かわしまりの氏の悪女役は初めて聞いたがかなのハマり役だと感じた。

その他感想。

アストラル使いってこんな感じだったよね。

・AB型と同程度の人数割合

・オープンにしてる奴が少ない

・近年になって理解されてる。

つまりアッーみたいな扱いされてると解釈すればいいのだろうか。そう考えると彼らも大変だなー。

自虐と褒めちぎりが目立つ。

「あなたいい女よね、アタシなんて…」

「いえいえ、あなたの方が魅力的ですわ」

って感じのやり取りを何度見たことか。

揃いも揃ってなぜこんなにネガティブなのか謎。まぁコンプレックスを乗り越えるという表現なのだろうが、こう何度もやられるとさすがにしつこさを感じてしまう。

印象に残ったセリフとか。

羽月「昨今、男女平等などと言いながら自分の都合のいい権利ばかり主張する輩が実に多い」

羽月「平等を目指すなら、今まで男性だけが背負ってきた辛いこと、苦しい事も背負う覚悟がなければならないはずだ」

羽月「女性特有の恩恵にあずかったまま男性の恩恵も得ようだなんて、ワタシはそんな浅ましい人間にはなりたくないんだ。」

数少ない理解ある女性である。だが大抵の女は女性特有の恩恵にあずかったまま男性の恩恵を得ようとするもんだよ。ナンパしてた時代に腐る程見てきました。

この一連の羽月のお言葉はリアル女性を遠回しにディスってるね。~~いいぞ、もっとやれ。~~

あと痴漢騒動のくだり。

千咲「満員電車を使ってると、痴漢の被害に逢わない方が珍しい、って話もあるぐらいなんだから」

七海「それはさすがに、話を盛ってるだけじゃないかな？」

大体の女性が痴漢されるって言うけど、んなバカな。痴漢なんてそんな多く居るワケねぇと思うのだが。

オレ今まで生きてて痴漢してたなんて奴見たこと無いぜよ。無論オレ自身やろうと思った事すらねぇし。

電車のホームのくだり。

電車のホームで見つめあってる主人公達がモブに茶化された場面でこんなシーンがあったのだが、こういうのは見てて地味に腹立つ。

通行人A「なあなあ、あの子たち、見つめ合っちゃって初々しいー」

通行人B「男の子の方、ちょっと顔が赤くなってない？か～わいい～。」

～中略～

通行人A「見ちゃまずかったかな？」

いや、他の人間ジロジロ見るなんざマズい以外の何物でもねーだろ。しかもそれを本人達に聞こえるように言う無神経さよ。

こういうの見ると何か無性に腹が立つんだよね、放っといてやれよと思うばかりだ。

【リドルジョーカー】感想。ネタバレあり。