【桜ひとひら恋もよう】感想レビュー【ネタバレなし】

【Parasol】の【桜ひとひら恋もよう】コンプしたのでレビュー書いてきます。

ネタバレは最下段に区分けしています。

タイトル：桜ひとひら恋もよう

ブランド：Parasol

年齢区分：18歳以上

原画：桜はんぺん、イチリ、うめだ夏乃、うめだ夏乃（SD原画）

シナリオ：夏森公彦、田中タクヤ

音楽：solfa

対応ＯＳ：Windows 7 /8 /10（日本語版）

※~~パッチ1.01が出てるのでゲーム開始前に当てること推奨。~~公式見たらパッチ1.03まで出てるってよ。

シナリオ　★★☆☆☆

主な方向性がイチャラブなのでシナリオは薄味。

一応学園の合併阻止や敵との因縁めいたモノはあるが、そちらがメインでは無く、あくまでイチャラブの為のスパイス程度のもの。

ツンデレ妹、朝に膝枕で起こしにくる幼馴染などの古(いにしえ)のヲタクを震わせそうな要素あり。

グラフィック　★★★★☆

王道の萌え絵で基本的に完成度は高いが不満点もある。

マイナス点としては、黒髪の子のバストサイズがＣＧごとにコロコロと変わってしまう所。

一応豊満と言う設定なのに、場面によって大きくなったり貧相になってしまっているのが非常に残念。

そういった意味ではキャラの設定を活かした描写が出来ていない感がある。

サービスシーン　★★★☆☆

４人に６シーンずつ。

これだけ聞くと多そうだが、半端な所で終わる部分や一つのCGのみで済んでしまうシーンもあるので実際のボリュームはあまり多くは感じない。

ちゃんと見えないと場面も多く、いまひとつ痒いところに届かない印象。

あとやたら黄金の水が多い。

黒髪の子のサイズがＣＧによって萎んだりするのが難点。確かにリアル女性はお月のモノで変化はするが、そんな夢の無いリアル要素は要らないぞ。

そう表現するにしても、小さくするのではなく大きくしてほしいものだ。設定上ボインなんだし、お月のものは張る事で変化するんだからさ。

音楽　★☆☆☆☆

ほぼ耳に残らない薄味のBGM、恐らくほぼ単音に近いからだろうか。

完成度は期待してはならない。

総評　★★☆☆☆

電車とかでイチャつくリア充カップルを見せられてる感じ。

ヒロインがユーザーに対して感情移入させる要素が薄いせいか、見知らぬ他人同士がイチャイチャしている様を傍から見せられる様な感覚しか湧いてこない。

この手のゲームはプレイヤー＝主人公という気分をユーザーに味あわせてなんぼであろうが、この作品には正直それを感じられなかった。

ヒロイン同士のべた褒め、かつ不自然なほどの仲良しオーラもどうかと思う。

出会ったばかり、かつ同じ男に好意を寄せている人間同士がこんな和気あいあいな雰囲気にはまずならない。普通いがみ合ってドロドロすっぞ。

顛末も含め基本的にあらゆる場面でご都合主義なゲームだと感じます。

ただ、パッチをちょいちょい出しくれているサービス面に関しては素晴らしいと思います。

ユーザーを大切にする姿勢は天晴れですぞ。

以下ネタバレ感想

↓

ネタバレ個人的感想

ルート別の感想となります。

芳野

体験入学のみで終わり、数年後に合併しているというほぼやっつけと感じさせるシナリオ。

正直な所感想らしい感想が湧かない。

美綾

この子のルートやってから他のルート行くときの罪悪感半端ないっす。

他のルート行くと悲しそうな顔を全く見せないのだが、それが返って更なるプレッシャーになるのよ。

千歳

パパンとママンのメッセージ見て号泣と言う捻りの無いオチ。

あまりにも想定範囲内過ぎた為、オレの涙腺には特に刺激は来なかった。

あと若干どうでもいい話になるが、オレの初回限定特典の色紙がこのキャラだった。

四分の一でちっぱい引いちまったよorzオレは小さいのは苦手なのよ。

四分の三でボイン。それでピンポイントでババ引くとは、どんだけ運悪いんだよオレ。

紗矢

おはようのキスの前のマウスウォッシュ、あれ必要かな？確かに寝起きの息は臭くなりがちだけど、イチャラブゲーでそんな描写するのはちょっと野暮だと感じる。

妙な所でリアルさを追求せんでもよかろう。

全ヒロインが主人公を狙うような素振りをするという形でこのカップルを何気なく祝福しているような終わり方。普通もっといがみ合うんじゃねぇかなと思ってしまう。

後半の主人公だが、あの状況的から察するに父親と同じ末路へと行き着きそう。

オレらは愛し合ってるから大丈夫って感じの根拠の無い自信に満ち溢れていたが、それは過去のオヤジも同じだったんじゃないかな。

色々な面で本当に大層なご都合主義ゲーだったと思います。

【桜ひとひら恋もよう】感想レビュー【ネタバレなし】