【未來ラジオと人工鳩】コンプ後の感想レビュー【ネタバレなし】。

【未來ラジオと人工鳩】コンプしたのでレビュー書いてきます。

ネタバレ感想は最下段に区分けしています。

ブランド：Laplacian

年齢区分：18歳以上

企画・シナリオ：緒乃ワサビ

原画：霜降／ぺれっと

楽曲プロデュース：緒乃ワサビ

対応ＯＳ：Windows 7/8/8.1/10

シナリオ　★★★☆☆

話全体はテンポよく進みサクサク読める印象。シリアス中心でアクセントとしてギャグが入る感じ。

主にギャグは下ネタが中心なので下ネタ好きには良さげ。ワードは豊富ではないが軽快で中々に面白い。サクっと５分くらいの短尺なのでシリアスの邪魔にはならず、かつしっかりと笑いを取りシリアスに花を添える。物語全体の添え物として非常に優秀だと感じる。

公式曰くギャグとシリアスの高速ピストン(※変な意味じゃない)との事だが、それは共通ルートまで。

個別に入ったら水雪ルートを除いてほとんどギャグが無くなってシリアス中心に移行する。ギャグを挟まなくなったことにより、共通と個別の印象はちょっと異なると感じた。

プレイ時間は計り損ねたがコンプまでに体感的に１５時間くらい。

グラフィック　★★★★★

可愛らしさと美しさ、そして肉感を兼ね備えていらっしゃる。

表情のほうもキャラの感情がグワっと出ているのが表現されていて素晴らしい。

サービスシーン　★★★☆☆

一人当たり４シーン＋α。近代のシナリオゲーとしては多くも無く少なくも無く。

一部お下品と見れらる場面もあるが、それを除けばまぁそつなくある程度は出揃っていると感じる。

音楽　★★★☆☆

音楽の質自体は悪くはないのだが盛り上がる程ではない。もっと抑揚があれば肝心なシーンもより映えるんじゃないかなと。

特に泣き所にシーンに流れるヤツ。あれは寝ている時やリラクゼーション的なモンを受けている時に流れてたらいい感じだが、泣き所のシーンとしてはちょっと大人しすぎて主張が弱くて存在感が薄い。

おそらく女から見た「いい人なんだけどな」って男みたいな感じ。

総評　★★★☆☆

ちょっと疑問に思う部分もあったが、そこを気にしなければ楽しめると思います。

どの部分が疑問に思ったかはネタバレ感想にて。

以下ネタバレ感想

↓

ネタバレ個人的感想

水雪⇒秋菜⇒椿姫⇒かぐやの順で攻略しています。

水雪

主人公が記憶を蘇らす事無く新たな道を進むという典型的な途中下車ルート。ほぼギャグルート。

水雪の声優さんの多彩な特技には興奮させられた。普段はロリ声だが時折渋めのお姉さんボイスを出してきたり、イケメン風の声を出したりと非常に多彩で楽しめた。童貞イジリも達者でかなりのお手前。

ラジオ部分も軽快で面白かったのでガチでラジオ放送してたらリスナーとして聞いてみたい。

秋菜

お色気担当。だけではなくこちらもラジオ放送が軽快で聞いていて楽しい。

人の家に忍び込んで医療機器にハッキングと、このルートのソラくんは相当ヤベェ事をしでかしている模様。プログラミングでミスったら後遺症が出るんじゃないかと、本編よりもそっちばかりが気になってしまった。

このキャラの抱き枕ほちい、制作オナシャスｍ(＿)ｍ

椿姫

物語の全容が明らかになるルート。

ありがちなタイムリープとは一味違い、他のルートの主人公に自身の記憶データをぶち込むという斬新なやり方にはシビれた。

アドベンチャーゲームにおけるマルチルートという概念を応用していた手法で非常に面白いやり口だと感じた。

教授ルートを終えた後には上記二人のルートの感想もちょっと異なるものとなる。

秋菜ルートは今作における唯一バッドエンドなんじゃないかと感じた。多分このルート、将来的に人工鳩を駆逐していく内に次第にソラが衰弱して亡くなってしまうっぽい。秋菜の言ってた「私を選ぶことは無いんだろうな」というのが後になって刺さるね。

水雪ルートは秘伝の茶葉で治ったわけではなかったのがハッキリと判明してしまった。しかし何だかんだで今後も問題なく普通に過ごせるっぽい。

かぐや

全容を知った主人公がケリを付けるルート。

ラストのシーンよりも正直水雪が引き止めるシーンの方が良かったのはオレだけだろうか。

考えられる要因としてはあまりにも絡む機会が少ないかぐやに対する愛着が湧いていないせいか、音楽のインパクトがかけているからなのだろうか。

両者を比較すると音楽面では差が無いあたり、絡む機会の少なさ故の愛着の湧かなさ故だろうか。一応主人公的には人工鳩を介して繋がっていたから感覚共有してて愛着が湧いたのだろうか？

主人公目線的にはかぐやに愛着マックスなのだろうが、プレイヤー目線で見るとかぐやに対して感情移入する要素は薄い気もするが。少なくとも家族や友人を蔑ろにしてまでかぐやの為に自分を犠牲にしようとするってのはどうも腑に落ちない。

最後の別れ際にイシマルは登場するが秋菜は来ず。やはり秋菜はお色気担当か。リアルだったら一番恋愛に発展しそうな立場なのに。しかし抱き枕は今の所出ない模様、どうか作ってくだされ。

犠牲になって救うという終わり方は個人的には好き。無傷のご都合主義で終わらなくてよかったと思う。

ここまでやった人の中でゲームのトップ画面の右上にある強くてニューゲームの存在に気づかずにコンプしたと思い込んでいる人もいるかと思います。

強くてニューゲームの存在に気づかずにこの部分まで閲覧している人もいるだろうから、強くてニューゲームの感想は更に下層に区分けします。これがモテる男の気遣いというヤツですわよ。

以下強くてニューゲームのネタバレ感想

↓

最後に主人公のソラくんが復活しないほうが良かったかなと個人的には思う。ソラ君が復活した事で、自分の中ではあのシーンのパンチが軽くなってしまったと感じる。

あと、技術科学否定派の人もたくさん居たあの状態の地球でたったの二年でソラが復活するのかはちょっと疑問に感じる。あの世界観なら人工鳩のハッテンに対して誰かしらが声を大にして反対しそうなもんだと思うが。もしリアルに行くなら10～20年後とかでもよかったのかなと~~(その場合だと椿姫39～49歳になってしまうが)~~。

最後のオマケシーンでの教授の

「両手に花だな」

「私がだよ」

にはちょっと拭き出してしまったｗ

まぁ確かにそういう見方もあるよね。なにも男が二人を抱くのではなく、女が二人を抱くっていう見方もある。これは中々に面白い見解だと思います。

ナンパ男が書くシナリオ系の【エロゲーレビュー】。